【報道】前財務相騒動、首相「弾劾も視野」
【7月7日】5日に財務大臣を辞任したサブリ議員について、バンダラナイケ首相は弾劾を検討していると発表した。実現すれば、不敬発言による議員弾劾は13年ぶりとなる。
首相は緊急会見にて「弾劾を望まれぬという国王陛下の御聖慮は重々把握している」と前置きした上で、サブリ議員の辞任を「責任逃れという他なく、弾劾するに相応しい」と評した。議員を辞職していない理由については「財務大臣職と共に辞表が提出されるのを待っていたが、今に至るまでされていない」として、強い怒りを滲ませた。
国王陛下や他王室関係者への不敬発言は、刑法では「威徳の汚辱罪」として処罰の対象となる。罰則は3年以上10年以下の禁錮刑。現職議員への適用例は13年前が最後であり、内容は「テロ組織LTTの殲滅を命じなかった王室への批判」であった。
0コメント