【報道】運輸相、ポーク海峡トンネル構想に言及

ジャナカ・ヘラト運輸大臣は本日、訪問先のマンナールで「ポーク海峡トンネル」について言及した。同計画は6年前にも言及されていたが、現役閣僚が発言するのは久しぶりだ。

ヘラト大臣はトンネル計画について「実現すれば我が国のみならず、対岸のインドも大変な利益を得られる」としながらも、実現の可能性について「技術的にはともかく、金銭面での困難がついて回る」と否定的な見解を示し、政府として推進する考えは「今のところ無い」とした。

ポーク海峡はスリ・カンディ-インド間の海峡で、最も狭い部分はラーマズ・ブリッジと呼ばれる砂洲群の48km。もし海底トンネルが実現すれば英仏海峡トンネルを凌ぐ距離となるが、英仏トンネルには建設費用として約4.7兆₨(約1.8兆円)が費やされている。

同砂洲群では、2001年にインド側が大型船舶通行のために浚渫計画を持ち上げたことがあるが、経済的問題や環境への配慮から実現しなかった経緯がある。

【日本語版】スリ・カンディ王国政府広報紙 サティ

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